ご挨拶
私たちのホームページをご覧いただきありがとうございます。
「ゆるい職場 離れる若手」読売新聞朝刊に載った見出しに驚きました。
いったいどういうことなんだろうか。「ゆるい職場」に危機感を抱いた若手社員たちが職場を去り始めているのだといいます。彼らはいったいなにに不安を抱き、怯えるのだろうか。
「うーん。なんていうか、自分のことをわかってくれないというか・・・」私が関わる16歳の少年と対話した時に絞り出すように言った言葉です。「決めつけられているような感じなの?」そう問いかけた私に彼は答えませんでした。
16歳の少年が抱える「モヤモヤ感」と優秀な成績で大手企業に就職した青年が抱える不安。なにかが私の心に引っ掛かりました。
さて、小学4年生から学校教育を区切ってみると、3年ごとに小学校から中等教育、高等教育へと進むことになります。それぞれの間は次の進学先に向けて受験という大きな壁が立ちはだかり、その流れからちょっと外れると、自分の本当の気持ちを理解されることなく悶々とした日々を送らざるを得ません。順調に就職までこぎつけたとしても、もし他の職場に変わった時でも自分の力が発揮できるのか、成長感を実感できず、そこから回復できない人も多くいます。どちらにも共通しているのは、じっくりと自分の心や他者の心を感じとる時間がない、寛容な世界に浸り、回復力を芽生えさせることができないことに気づかされます。
「きっと、意味を見出だす時間と場が必要なのではないか。
意味を見出すための体験の場とその体験を通して意味を見出すきっかけの経験を豊かにしよう。」
私たちがフリースクールを立ち上げようと思った根源にある考え方です。
私たちは、いま日本の社会が抱える少子高齢化という大きな課題に対して、一人も取り残すことなく子どもたちが社会と積極的にかかわれるようにしたいと願っています。すべての子どもたちがより良い市民として社会を構成してほしいと思います。
このフリースクールでは、「はみだした子ども」ではなく「社会を構成する子ども」として、学習はもとより体験と対話、そしてセラピーを通して、子どもが子どもなりにもつレジリエンスを強化していきたいと考えています。
私たちには、長年の教育経験をもった人、スクールカウンセラーとしての経験を持った人、さまざまな機関とネットワークを構築している人、学習塾での指導経験が豊かな人、さまざまなスタッフがお子さんを支援していきます。
教育と福祉を融合させることによって地域に新しい価値を生み出すエデュケアライズグループが「やわらかなまなざし」でお子さんにレジリエンスを身につけていきます。お父さん、お母さん、不安や心配を抱えず、一度相談してみてください。
Educarealize Group
CEO 山村 達夫
スタッフ紹介
当フリースクールの運営者・指導員として、子どもの発達や教育に深い知見を有するスタッフが在籍しています。
・教員免許取得者:2名
・幼稚園教諭資格取得者:1名
・保育士資格取得者:1名
・図書館司書取得者:1名
・学童指導員:1名
・スクールカウンセラーの経験ある者:1名
・予備校での学習支援経験がある者:1名