「美味しいたこ焼き」と「一体感」
畑を見ると、カモが気持ちよさそうに泳いでいます。梅雨が明ければ、すぐに夏がやってくるでしょう…!
さて、6月5日(月)はクッキングデイで、皆で「たこ焼き」を作りました。
たこ焼きは材料とたこ焼き機があれば、家庭でも比較的簡単に作ることができます。
今回はまず事前準備として、予算や材料を整理しました。実費として1人500円ずつ出し合い、8人分のたこ焼きを作ります。
ここで、予算は500×8=4,000円ということですが、この4,000円をどう使ってたこ焼きを作るかを皆で考えます。
「たこ焼き粉をググってみると、300~400円するね!これって一体何人分で、何個買えばよいのだろう?」「餅も買ったら食感がよいかもしれないね!」などと色々な意見が飛び交います。
もちろん、買うときに考えてもよいのですが、事前にしっかりと考えることで、こんなメリットがあります。
・数字の感覚を身につけることができる
・お金の大切さを理解し、無駄遣いしないようになる
・消費できる量の食材を買うことで、フードロスを削減できる
・買い忘れを防ぐことができる
・どんな材料が揃えば、料理ができるかを理解することができる
その後、皆で近くのスーパーに買い出しに出かけました。
「昨日は家でこんなことしたんだよ!」「道に何か落ちてる(笑)」などなど、花壇の花を見ながら、会話にも花が咲きます。
スーパーでは生徒さんがスマホの計算アプリを片手に、籠に入れる商品の金額を足してくれました。
他にも、カートを運んだり、食材を選んだり、買ったものを袋詰めしたり、皆が役割を持って主体的に取り組んでくれました。
途中、計算機のボタンを押し間違えて、カウントした金額がわからなくなってしまいましたが、大丈夫!
「もう一回見てくるね!」とある生徒さんが、フットワーク軽く商品の値段をもう一度見てきてくれました。
素晴らしいチームプレイですね。子供たちの成長と変化を目の当たりにし、感動です。
部屋に戻ったら手を洗い、早速料理を始めます。中学生・小学生が一緒に料理をし、そこには不思議と「一体感」がありました。
この一体感がDream Treeの生活でよく見られる素敵な瞬間です。
勉強する子、カードゲームをする子、工作する子と、それぞれ自分のやりたい活動をしてくれていますが、全体で何かをする時間には、自然にこの一体感が生まれるのです。
そしてこうした場面で、子供は大人が想像する以上の力を発揮してくれます。
ついに、美味しいたこ焼きができました。アツアツのたこ焼きをいただきます!!