SDGs学習で、自分にできる一歩を考える!!
寒さが厳しくなり、冬の到来が感じられる今日この頃です…!
さて最近、文部科学省から「多様な学びの保障」の重要性が叫ばれています。
今回は、少し前になりますが、Dream Treeで実施したSDGsに関するワークショップのご報告です!
最近よく耳にする「SDGs」という言葉。説明できるようでできない、知っているようで知らない、そんな言葉かもしれません。
一般的には「持続可能な開発目標」と呼ばれており、”Sustainable Development Goals"の頭文字をとったものです。国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に明記されている、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すため、国際社会が取り組む「17個の開発目標」です。
外務省からもパンフレットが出されていますので、興味のある方はご覧ください!(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/SDGs_pamphlet.pdf)
さてこのSDGs、これからを生きる子どもたちと一緒に考えていくことが大切で、教育界で注目されているテーマの一つでもあります。
JICAからもSDGsを学べるツール・教材が数多く紹介されています。(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)
今回の学習では、SDGsで言われているような開発目標を「身近なもの」として捉え、日本や世界でどのような問題が起こっているのかを調べ、自分にできる一歩を考える機会にしたいと思います。
早速2班にわかれて、SDGsの番号が振られたサイコロを振ってテーマを決めます。
今回決まったテーマは「6番:安全な水とトイレを世界中に」と「11番:住み続けられるまちづくり」でした!
2つのテーマについて、まずは「日本ではどんな問題があるか?」「世界ではどんな問題があるか?」を考えました。
情報は多いほうがよいので、調べ学習としてスマホで色々な記事を調べながら、あれやこれやと議論しました。
6番を選んだ班は、「日本では安全で美味しい水が手に入るので特に問題はないはず!」と思い、「世界で水道の設備がない暮らしをしている人が22億人以上いること」を課題に挙げてくれました。
11番を選んだ班は、「治安が悪い、物価が高い。田舎はイベントや情報が少ない」など主に地域格差を挙げてくれました。世界でも自然災害や文化遺産の保護に課題があることを調べながら発見したようです。
こうした問題を解決するために、自分にできることがないかを皆で考えてみました。
水のテーマについては「水の無駄遣いを減らす」「お風呂の残り湯の有効活用」こと、まちづくりのテーマについては「不要なものを排出しない」など、主に綺麗で住みやすい街づくりに焦点を当ててくれました。
「調べる人」と「ワークシートにまとめる人」に役割分担をしながら、前向きに話し合う姿は、まさしく未来を子どもたちが自分事として捉えている証拠でしょう。
これからもSDGsについて学び、実践する場を定期的に設けていきたいと思います!
※ちなみに土谷先生も「お風呂の残り湯の有効活用」と「不要なものを排出しない」を日常生活ではじめてみました。なるほど、なかなかエコを実感しています。これはいい。