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古地図を片手に町を散歩してみよう

[2022.10.07]

皆さん、おはようございます!

今日は東京のお話。高層ビルが建ち並ぶ東京の品川周辺を歩いています。現代はGoogleマップがあるので、現在地がどこなのか、スマートフォン一つでわかる時代。昔からすると、素晴らしい技術の進歩ですね。

さてここで、普段開くことのない、古地図を見てみましょう。本屋などで売っていますし、国土地理院のサイトなどからも見ることができます。明治時代くらいが良いでしょうか。

すごいですね、この時代の地図もしっかりと残っているのです。明治時代の地図を開くと、びっくり。何と私が歩いているところは海だったのです。しかもなぜか海の上に線路が通っています。

海が埋めたてられ、開発され、今のような高層ビル群が造られたといいます。

この辺りにはたくさん鉄道が通っていますが、実はここも昔の地図では海。明治時代、鉄道を陸に敷く際、昔から地主が大切にしている土地や漁村の生活に支障が出るため、土地の確保がなかなかできませんでした。

「ならば海に石垣を造って線路を敷いてしまおう」というなんともかっこいい発想。

今は埋め立てられ陸になっていますが、昔の人は海に線路を敷いていたのです。石垣を短期間で造れたのは、日本の城を築く技術があったからだといいます。

皆さんが今いる場所は、10年前、50年前、100年前、どんな場所だったでしょうか。もしかすると、未知の世界が広がっているかもしれません。社会の学習は、街に出て、自分の五感で体験して始めて深まるものです。何でだろう?、面白い!といった感動を、大切にしていきたいですね。

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